21の目線

YouTuberから再びブロガーの時代へ。。

ブラックボックス展のネタバレと考察

ここ数日言いたくても言えない葛藤の中で暮らしていた私はついに解き放たれる。

そうです、ついに大反響のうちにブラックボックス展は幕を閉じた。

つまりネタバレもついにできる。

見たくない方はここで見るのおやめください。コチラのサイトにでも行ってきてください。逆にね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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まず、ここまでネタバレが出ていなかったのは本当に凄い。

今の時代、たとえばアイドルがライブで言った発言、芸能人が街にいたといった情報はすぐSNSに上がり発散されてしまう。

それを逆手に取る辺りがさすが、『ANONISM』というインターネット及び日常におけるすべての匿名的言動に(も)意識を向ける主義/運動を唱える第一人者であるなかのひとよ氏(展覧会の製作者的存在)なのである。

 

上の画像は、来場者が帰り際に渡される紙だ。

これには大きくまとめて

・会期終了まで内容に関しての投稿、公言禁止

・展覧会の絶賛する感想、酷評する感想の投稿、公言の許可

・事実とは異なる嘘の展示内容を連想させる投稿、公言の許可

上記の3つが記載されている。

つまり、ここに皆がポエマーとなる所以がつまっている。

事実を言ってはいけないと縛られたSNS上にいるユーザー達が、選別され、この話題性のあるブラックボックス展に入れたという事実を伝えたい。しかしネタバレはしないという誓約書を入る前に書かされている。そうなると、言えるのは絶賛と酷評と嘘。これらを混ぜ合わせた時に、「#ブラックボックス展」でみられるポエムが完成されるのだろう。

 

ここで少し私が気になったことがある。

多くの入れていない、足を運べていない人が気になっている実態。つまり「ネタバレ」のことだ。

Twitterを見ていると、ネタバレを公開しているユーザーが実はいたのだ。

知らない方のためにその投稿を以下に転載させていただく。

 

 

私は出てきた後にこのツイートを見て驚愕した。

このツイート、なのである。

これが正直非常に怖い。これもなかのひとよ氏の仕業なのか、それとも嘘の投稿をするようにと言われたから嘘のネタバレを作った一鑑賞者の仕業なのか。しかし、このアカウントはブラックボックス展以外の投稿がない。だが、ユーザーアカウントの作成日は2014年。

ちなみにアップデート前に鑑賞した方なのでアップデートにより内容が変わったのでは?と指摘する方もいるだろうが、なかのひとよ氏のことだからそれは無い気がしてしまう。

もう分からないよ…なんで鑑賞したのにまだ何かから抜け出せないんだ自分…

 

ちなみに、入り口に黒いシールが大量においてあり、スマホのカメラとフラッシュライトをシールで覆ってくださいとされているのは事実。それまた怖い。

 

話を本題に戻そう。そう、展示内容だ。

誓約書に署名をし、階段を上り展示会場へと向かう。

そしてスマホのカメラにシールを貼ると、目の前にこのような幕が見えてくる。

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そう、ここが入り口なのだ。

恐る恐る中に入ると、もうそこは光が一切入らない空間なのである。つまり暗室。名前の通りブラックボックスなのだ。

実はもうそれ以上何もない。拍子抜けするだろうが、答えはそう、タイトルのまま、ブラックボックス」、黒い箱。それだけだ。

鑑賞者は同時に展示品になったということなのだ。

真っ暗なので完全には分かっていないがおそらくこのような間取りのはずだ↓

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この中を人がふらふらしながら彷徨う。明るい状況なら滑稽すぎる人々の動きがこの中では当たり前のものとして行われていた。私は入り口から入りひたすらまっすぐ進んだが、多くの人は周りの分からない恐怖からか壁沿いに進んだようだ。

 

このよく分からない空間で、人は手をたたいてみたり、しゃがんでみたりしていた。

特に、その場に座った人は多いようで、私が歩いてると何度も躓き小声で謝った。

きっと散見された、「人々が謝ってた」というツイートはここからきているのであろう。

 

これだけだ。正体は。

サザエbotの発言を引用させていただくと、

 

 

こういうことなのだろう。

PCがある家庭は当たり前。

スマホの普及率は急速に高まり、人々はSNS含むネット無しでは生きられない時代となってきた。

おでんツンツン男のような社会的制裁を喰らって当たり前の投稿をする者。

殺人予告のような犯罪予告をして捕まる者。

震災時という情報を誰もが求めている時にデマを流布する者。

これらは今の時代だからこそ現れる者である。

 

この時代だからこそできる展覧会。それがブラックボックス展なのだと思う。

このある意味「ショボい」、展覧会。今の時代の象徴である。

こうやってきっといつまでも我々はネットに振り回され、時には騙され生きていくのだろう。

今回実際に足を運べなかった人、行きたくても行けなかった人、気になってネットサーフィンした人(もちろんこのブログを訪れてくれた人も!)、少しでもこの展覧会について関心を持ってしまった我々はすべて『文明の実験台』だったんだと気付かされた。

 

これを「つまんな」と思う人はそれでいいと思う。そしておそらくそういう人は選別で弾かれていただろう。

 

以上がこの展覧会の全容だ。

なかのひとよ氏の只者じゃないことと商売上手さには脱帽だ。